下水道に関する疑問を解りやすくQ&Aにしてみました。下水道に接続済みの方も、これからお考えの方も下水道に対する知識と理解を深め、美しい自然や家の近くの小川を守りましょう。

Q1;下水道って、なんですか?

A1;私たちが生活するうえで炊事や洗濯あるいはトイレなどから発生した水(汚水)、また事業所の活動によって発生した水(汚水)を下水管路で集めて処理場できれいにして川や海へ放流している施設が下水道です。人間で言えば、身体のすみずみまで走っている"静脈"のようなものです。

Q2;下水道って、なぜ必要なのですか?

A2;発生した汚水をそのまま流すと川や海が汚れます。また、側溝や小川に汚水が溜まり、腐敗して悪臭やハエや蚊の発生源となり、それが原因で伝染病などが発症することも考えられますし、その上先人が残した貴重な自然の破壊へもつながっていくのです。

Q3;雨水は、どうなるのですか?

A3;大田市の下水道では、汚水と雨水を別々に集める「分流式」を採用しています。雨による家屋の浸水被害をなくすため、降った雨水は、既存水路を利用してそのまま川などに流します。

Q4;なぜ、雨水を下水管路へ流してはいけないの?

A4;大田市の下水道は汚水と雨水を別々の管で排除する分流式公共下水道です。下水管路は汚水だけを取り込めるように造られています。雨水を下水管路へ流すと大雨の時に道路のマンホールから汚水があふれる被害が出たり、終末処理場での処理に負担をかけることになり、下水道が使用できなくなるおそれがあるため、雨水は下水管路へ絶対に流さないでください。

Q5;下水道の工事は、なぜ時間がかかるのですか?

A5;下水道工事は、道路上に下水道管及びマンホール等を設置していきますが、その際水道管等が既に埋設されており、下水道管を敷設するスペースがない場合が多いのです。この場合は、既存の施設を仮移転し、下水道管等を設置後、元に戻します。このように下水道工事だけでなく水道工事等も一緒に行う事が多いため時間がかかってしまいます。 工事期間中はご不便ご迷惑をおかけ致しますが、ご協力下さいますようお願い致します。

Q6;家が数件しかないところは、どうやって整備するの?

A6;台所、風呂、洗濯、トイレの排水を処理する施設には、集合処理施設(公共下水道、農業・漁業集落排水、コミニュティプラント)と個別処理施設(合併処理浄化槽)があり、家が点在しているなど集合処理に適さない区域においては市が浄化槽(生活排水処理施設)を設置して維持管理を行っています。大田市の汚水処理については、各種汚水処理施設の特性、水質保全効果、経済性などの観点から、その地域に即した整備手法を計画しており、市内の汚水処理の整備手法をとりまとめた「大田市下水道基本構想」を策定しています。

Q7;現在、浄化槽を使っているので、それでいいのでは?

A7;浄化槽にはトイレの水だけを処理する単独浄化槽とすべての生活排水を処理する合併処理浄化槽がありますがみなさんが使用されている浄化槽の多くは単独浄化槽のため、トイレの水以外の生活排水は未処理のまま側溝や水路に流されて汚水やヘドロがたまり、悪臭を発生させハエや蚊の発生の原因となっているのが現状です。現在は、建築基準法の改正により、今後新築並びに増改築する家屋には単独浄化槽は設置できなくなっています。

Q8;下水道に接続して不要となった浄化槽の処分は、どうしたらいいですか?

A8;浄化槽の処分方法は、所有者の判断となります。一般的に、浄化槽に残った汚泥を汲み取り、内部を洗浄した後、以下のような方法があります。
  (1)浄化槽を掘り起こして、撤去する方法
  (2)中を洗浄して、土を入れる方法
  (3)浄化槽を雨水貯留施設等として活用する方法

Q9;下水道に接続する宅内の工事は、いつからできるのですか?

A9;いつでも宅内工事はできますが、汚水を下水道へ流せるのは供用開始日以降となり、供用開始日まで下水道への接続はできません。

Q10;接続工事には、どのくらい費用がかかりますか?

A10;自宅の敷地、建物の大きさや水回りの位置等により、排水管の延長等が違います。個々の家庭により工事費はそれぞれ異なるため、金額を明示することができません。よって、指定工事店で見積もりを依頼して確認してもらうこととなります。

Q11;宅地内の下水管路が詰まったときは、どうすればよいのですか?

A11;宅地内の下水管路、ます等(排水設備)が詰まったときは、指定工事店に依頼してください。市では排水設備の修理等は行っておりません。ただし、敷地内にある公共ます、道路内にある下水道本管が詰まった場合には、市で対応することになります。

Q12;水道水を庭にまいたり、洗車に使った分も、下水道使用料に計算されるのですか?

A12;どれだけ庭にまいて、どれだけ洗車に使ったかを把握することは難しいため、水道水の使用水量で使用料を計算することに、ご理解をお願いします。

Q13;下水道使用料と受益者負担金の両方を払っていますが、一体何が違うのですか?

A13;下水道使用料は、下水道をご利用の方にお支払いいただくもので、主に処理場やポンプ場、下水道管などの維持管理費として使われます。隔月で、実際に下水道に流した水の量に応じた料金をご請求いたします。一方、受益者負担金は、下水道が利用できる地域の方々に公共下水道の建設費の一部を負担していただくもので、下水道整備の利益を受ける土地にかかるものです。土地にかかるとはいっても、毎年賦課される固定資産税などは違い一度支払えば、以後(その土地に関する)支払い義務は生じません。

Q14;どうして受益者負担金を、負担しなければいけないのですか?

A14;下水道施設は道路や公園のような一般の公共施設とは違い、利用できる地域の方々が限られるため、下水道施設の建設費を全て税金で支出するのは不公平になります。そこで、下水道施設によって恩恵を受けられる方に建設費の一部を負担していただこうというのが受益者負担金という制度なのです。

Q15;公共下水道の負担金は、すでに浄化槽があっても支払わなければいけませんか?

A15;水洗便所だけのいわゆる単独浄化槽は下水道施設ではありません。下水道施設は一般に水洗便所だけのものと考えられる方が多いのですが、都市の基幹施設として、いろいろな目的をもっており、特に家庭から流される汚水も浄化槽からの汚水も排除して、環境衛生を整備することが大きな目的となっていますので、浄化槽があっても公共下水道建設に要する費用の一部である負担金はお願いすることになります。

Q16;都市計画税を徴収しているのに、負担金まで徴収するのですか?

A16;都市計画税は、都市計画区域内の土地、家屋を対象として都市計画事業(道路、公園、下水道等)に要する費用の一部に充てるために徴収する目的税の一つです。しかも都市計画税は税としての性格上から直接的な受益の有無に関らず資産全体に対して毎年度賦課されます。これに対して受益者負担金は、下水道が整備されることにより利益を受ける人に対して、その受益の限度において建設費の一部を負担していただくもので、土地に対して賦課されるものです。したがって、両者は税と負担金という全く別の制度です。

Q17;下水道料金の減免について、教えてください。

A17;災害等により甚大な被害を受けた方、特別な事情により使用水量と下水道への排水量が大きく異なる方等については減免の対象となります。

Q18;排水口からのにおいが気になるのですが?

A18;流し台、洗濯機、風呂場、便器などには「トラップ」という臭気止めが設けられています。このトラップとは大便器に水が溜まっているように、水によって公共下水道からの空気を遮断しています。長期間使用しなかったりすると遮断していた水が蒸発して、においが上がることがあります。また、トラップにゴミ等が溜まると排水の流れが悪くなったりします。においが気になるときは、まず水を流してみてください。それでもおさまらない場合はトラップの異常も考えられますので指定工事店にお問い合わせください。

Q19;下水道へ便所だけ接続することはできますか?

A19;環境衛生上の観点から、トイレをはじめ、台所、風呂、洗濯機、洗面台等の生活排水の発生するものは全て下水道へ接続して頂く必要がありますので、部分的に接続することはできません。